常に戦力不足あえぐ我が極東0721部隊に補充戦力を派遣する旨の通知が来た。
正直ダイアバトルスV2とはいえ単機での運用には限界を感じており再三の戦力補充を上申していたが俺は上層部に嫌われているからな・・・・形式上申請は受理されるが握りつぶされていた。
幸い担当地区での大規模なワルダーの侵攻はなく小規模且つ散発的な戦闘にとどまっていた。
なので、戦力補充の通知が来たことは素直にうれしい。他の隊員たちの負担も減らせるしな。
サーて通知書を開封してみますかね・・・。
補充戦力
パワードシステムA-タイプ
パワードシステムB-タイプ
各1機及び装備一式
パイロットとして隊員2名
整備班として整備兵4名
これまで機体の整備も自分達でやっていたのでかなりの負担軽減になるな・・・。隊の総員も10名でこれまでの2倍以上になったのだが・・・もしかして何か大規模な作戦でも控えているのか?嫌な予感がしてきた・・・。
嫌な予感大的中!!!パイロット2名共に問題ありOTL
パワードシステムA-タイプパイロット
田中ヒサシ
年齢46歳
代々ダイアクロン隊員の家系で父親は火星艦隊司令、祖父はロボットベース初代艦長というダイアクロンのサラブレッドで自身も火星戦役でパワードスーツ大隊長を務める。しかし、その戦闘で乗機を撃墜され両腕・左足を失う大怪我を負う。不屈の精神で三度の手術、辛いリハビリを乗り越え義肢を装着し現場復帰を果たすもこれまで通りの任務続行は不可能と判断され我が隊に配属となる。
この決定に最後まで不服を申し立てるも、父親はじめ親族一同より「田中家の恥さらし」と罵倒され失意の中転属を受け入れる。正直実力もキャリアも天上人過ぎて扱いに困る。
実際に話したけど・・・暑い!!熱意が制服着て歩いてる感じで滅茶苦茶温度差感じたわ。
「俺はまだヤレる!!こんな辺鄙なところで終る気はない!!義肢だってきちんと機能していて健常者となんら遜色はないんだ!!」んなこと俺に言われてもな・・・・。
折に触れて元の部隊に戻れるように推挙するってことは話した。俺の話を上が聞いてくれれば…の話だが。
パワードシステムB-タイプパイロット
平川 弘
年齢54歳
元宇美町防衛隊司令官。基地運営費の私的流用、宇美町役場防衛戦時の敵前逃亡責任を問われ降格処分となり、我が隊へ配属となる。
ちなみに私的流用の大半は愛人に貢いでいた模様。妻とは離婚となり多額の慰謝料、養育費の支払いのために除隊できないらしい。
この人は田中さんよりもタチ悪いわOTL
「違うんだよ。上層部は誤解しているんだよ。彼女愛人ではなく秘書官なんだよ。秘書官の愛染ヒナノへの給与なんだよ。あとねぇ敵前逃亡なんかしてないよ。援軍の要請に行ってただけなんだよね・・・・。あと僕さ、現場でパワードスーツの操縦なんてしないから。よろしく頼むね。」
このチョイ悪おやじのなりそこない・・・何を囀っているのか・・・言葉が通じなかった・・・。
2人とも俺より年上で肩書も上・・・・嫌がらせ以外の何物でもないな・・・ほんとヤダ(´・д・`)ヤダ
整備班の人たちは不通に気のいい兄ちゃん達だった。それだけが救いだね。
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